畑岡奈紗、28位浮上も首位とは9差に


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第1戦 ANAインスピレーション(5日、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC)

 42位で出た畑岡奈紗(20)=森ビル=は3バーディー、3ボギーの72で回り、通算1オーバーで28位に浮上も、首位とは9打差に広がった。上原彩子(35)=モスバーガー=は48位、横峯さくら(33)=エプソン=は63位で決勝ラウンドに進出。野村敏京(26)=Qセルズ=と比嘉真美子(25)=TOYO TIRES=は予選落ちした。金寅敬(30)=韓国=が8アンダーで首位。

 強風と硬いグリーンの難コースで畑岡は耐えた。14番まで2つ落としたが、多くの選手が手を焼く15~18番で勝負強くスコアを戻した。パー5の18番は第2打で残り85ヤードに刻み、第3打をウェッジで3メートルにつけてバーディー。「ヒヤヒヤしたけど、イーブンパーで上がれたのは大きい」

 首位との差は5打から9打に広がり、1977年全米女子プロ優勝の樋口久子以来、日本勢2人目のレギュラー海外メジャー制覇は厳しい状況に追い込まれた。ただ、昨年の全米女子プロでは最終日に9打差を追いつきプレーオフに持ち込んだ実績がある。前週の起亜クラシックで通算3勝目を挙げた20歳は「5アンダーが出てもおかしくない内容。いいリズムで回っていければスコアも出せなくはない」と決勝ラウンドへ意欲をみなぎらせた。

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