◆女子ゴルフ アジア太平洋女子アマ選手権第1日(25日、茨城・ザ・ロイヤルGC)
昨年大会は予選落ちでリベンジに燃える佐渡山理莉(18)=沖縄・名護高卒=が6バーディー、ボギーなしの66をマーク。6アンダーで首位と2打差、日本勢トップの3位と好発進した。母が今年1月以来、2度目のキャディーを務めたことが奏功した。昨年2位の西村優菜(18)=大阪・大商大高卒=が68で4アンダー8位。64をマークしたベッキー・ケイ(オーストラリア)が8アンダーで単独首位に立った。
7番パー3でバンカーからの残り15メートルでチップインバーディーを奪うなど、佐渡山が公式戦で自身初の“ボギーなし”ラウンド。66をマークし、2打差3位と好発進。「最後までいいリズムだった。いいスタートが切れた」と、笑顔を見せた。
4位に入った1月のオーストラリアアマチュア選手権以来、ゴルフ未経験の母・和歌さん(43)に2度目のキャディーを任せた。普段、関東にいる時は沖縄の方言を封印するが、ラウンド中、母がピンを抜けない“プチ事件”が起こると、沖縄弁で「しにー(死ぬほど)ウケる」と大笑いし合い、終始リラックス。「楽しかった」と感謝した。
昨年大会は予選落ちし、決勝ラウンドは西村優菜のキャディーを務めた。2位に入った西村をサポートしつつ、悔しさも募った。「今年は選手としてあそこに立てたらいい」と、優勝争いを見据えた。(宮下 京香)