石川遼、令和初の大会出る…腰痛で4月の国内開幕戦欠場も「最後まで振れた」


プロアマ戦でゲストと握手を交わす石川

プロアマ戦でゲストと握手を交わす石川

 男子プロゴルフツアーの中日クラウンズは2日から4日間、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で行われる。腰痛で2週前の国内開幕戦を欠場した選手会長の石川遼(27)=カシオ=は1日、雨中のプロアマ戦で最終調整し、今季国内初出場を明言した。

 肌寒い雨の中、約5時間以上にわたったラウンド。「心配だったんですけど、痛みは出なかった。最後まで振れた」と、安どの笑みを見せた。2日以降、5日の最終日までは晴天で夏日の予報に、「本当にありがたいですね。少し安心して臨める」と、うなずいた。

 昭和35年(1960年)から始まり、今回が第60回記念大会という長い歴史を持ち、男子ゴルフでは令和最初の大会だ。「正直、ものすごく貴重な経験だと思う。でも、テレビを見ないとその実感は湧いてこない」と、試合に集中している。「最近、自販機で出て来た平成31年の100円硬貨をマーカーにしようかな」。平成通算14勝のスターは、新時代でも硬貨よりレアな輝きを放つ。(榎本 友一)

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