◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース 第2日(18日、福岡CC和白C=6292ヤード、パー72)
「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(27)=NOW ON=は3バーディー、5ボギーの74で回り、通算2オーバーの45位で、ぎりぎり予選を通過した。26位から順位を落としたが、今季5戦目で4度目の予選通過。「気分いいですね」と笑顔で話した。
雨が降りしきった前半、アンシネはピンクと紺のレインウェアで着込んでいたが、その後、雨がやんだため、後半はレインウェアを脱ぎ、タイトな白いシャツと紺のホットパンツでプレー。後半スタートの10番パー4で、ドライバーを振り切ると、おへそがチラリ。中年男性を中心とした大ギャラリーをざわつかせた。フェアウェーから放った第2打を左手前バンカーへ入れたが、3メートルのパーパットをねじ込み、パーをセーブ。後半、「セクシークイーン」の愛称にふさわしいウェアで躍動し、決勝ラウンド進出を果たした。「ウェアはやはり軽い方がプレーしやすいですね」とニコリと笑った。
賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円の今大会は3日間大会としてはツアー最高。また、ギャラリー投票によるベストスマイル賞(30万円)、ベストドレッサー賞(20万)が設けられていることも大きな特長だ。昨年大会では、根強い人気を誇るイ・ボミ(30)=延田グループ=がベストスマイル賞を5連覇、ベストドレッサー賞を4連覇。美人プロとして人気の三浦桃香(20)=フリー=がベストスマイル賞2位、ベストドレッサー賞3位。アン・シネ(27)=NOW ON=がベストドレッサー賞2位、ベストスマイル賞は3位。3人でトップ3を独占した。
もうひとつ(ふたつ)のタイトル争いの“3強”では、イ・ボミが55位で、三浦が84位でそれぞれ予選落ち。予選落ちした選手もギャラリー投票の対象となるが、最終日にプレーするアン・シネはギャラリーにアピールする機会があり、大きなアドバンテージがある。「きょうは予選通過に必死だったので、笑顔を見せられなかったから、ベストスマイル賞は厳しいかな。最終日は笑顔でプレーしますよ」とベストスマイル賞獲得に意欲を示した。
タイトルの可能性がより高いベストドレッサー賞については「きょうのウェアはどうでしたか?」と逆取材。その上で「狙っていきたいですね」と“色気”を見せた。
大城さつき(29)=フリー=と韓国のイ・ミニョン(27)=Q CELLS=が通算7アンダーで首位に並んだ。1打差の3位に金沢志奈(23)=レイクウッドコーポレーション=と韓国の申ジエ(31)=スリーボンド=が続く。さらに1打差の5位に上田桃子(32)=かんぽ生命=、勝みなみ(20)=明治安田生命=ら4人。84位と出遅れた鈴木愛(25)=セールスフォース=が大会コース新記録の64の猛チャージで3打差9位に急浮上し、大会3連覇に望みをつないだ。