大城さつき、後輩のキャディーに初Vでボーナス贈る


18番をバーディーでホールアウトし、伊覇一希キャディー(左)と笑顔を見せる大城さつき

18番をバーディーでホールアウトし、伊覇一希キャディー(左)と笑顔を見せる大城さつき

 ◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース 第2日(18日、福岡CC和白C=6292ヤード、パー72)

 3打差5位から出た大城さつき(29)=フリー=が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーで韓国のイ・ミニョン(27)=Q CELLS=と並び首位に浮上。福岡でOLをしている伊覇一希さん(28)を初のキャディーに起用し初優勝を目指す。鈴木愛(25)=セールスフォース=が大会コース新記録の64で84位から3打差9位に急浮上し、3連覇に望みをつないだ。

 大城がバーディーを奪うたびに伊覇さんの笑顔がはじけた。「バーディーを取ってもプロキャディーさんは冷静ですが、伊覇さんはすごく喜ぶ。私も気分が盛り上がって楽しく回れた」

 沖縄の1年後輩の伊覇さんとは今回が初コンビ。2014年にプロキャディーを務めた経験を持つが「その時は、私もかしこまってキャディーをしていた」と話す。OLとなった今、気楽な立場ならではの強みが大城を支えている。

 今週、休暇を取った伊覇さんに対し、大城は一般的な報酬条件(相場は獲得賞金の数%から10%)を提案した。今大会の優勝賞金は2160万円で3日間大会としてはツアー最高。優勝なら約200万円の超ビッグボーナスを手にする。自己最高成績は2位(2回)。自身にプロ11年目で悲願の初タイトルを、伊覇さんにボーナスを贈るため、勝負の最終日に挑む。(竹内 達朗)

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