全米オープン開幕前日は天候が一変。日本勢4人は練習ラウンドで最終調整


全米オープン会場のペブルビーチゴルフリンクスで1番からの練習ラウンドで最終調整した今平周吾

全米オープン会場のペブルビーチゴルフリンクスで1番からの練習ラウンドで最終調整した今平周吾

 ◆米男子プロゴルフツアーメジャー第3戦第119回全米オープン公式練習日(12日、米国・カリフォルニア州ペブルビーチゴルフリンクス=7075ヤード、パー71)

 時折、濃い霧が出て、肌寒い中で日本勢4人が練習ラウンド。昨季の日本ツアー賞金王・今平周吾(26)=フリー=は、1番からの9ホールで最終調整した。移動などの疲労と時差ぼけを考慮し、練習ラウンドは2日間で計27ホールに止めた。「今日はしっかり寝られたんですけど、ちょっと疲れていますね。予選通過して、上位に行きたいなと思います」と自身初となるメジャーでの決勝ラウンド進出を誓った。

 日本男子初のメジャー制覇を狙う日本男子最多の米ツアー5勝の松山英樹(27)=LEXUS=も、1番からの9ホールの練習ラウンド。前週の土曜日から計54ホールを消化し、くまなくコースをチェックした。最終9番では、テレビ朝日のリポートで現地入りしている日本ゴルフツアー機構の青木功会長(76)の激励を受けた。その後、練習場で感触を確かめてコースを後にした。

 全米オープン初出場となる市原弘大(37)=フリー=は、ポール・ケーシー(英国)とともに1番から9ホールを回った後、13番の第1打まで練習した。その後、長尺パターでのパット練習で引き上げた。「飛距離よりも、ショットの正確性が大事というコースですね。(全英には3度出場しており)今までのいろいろな経験を駆使して、少しでも攻略していきたいなと思いますね」と笑顔で話した。

 初メジャーとなる堀川未来夢(26)=Wave Energy=はこの日、10番からの9ホールを練習。前週、日本ツアー選手権森ビル杯で初優勝を飾ったため、渡米が予定よりも1日遅れた。その影響で計1ラウンドしか練習できずに本戦を迎える。「もっと前入りして、もう少し(練習を)やりたかったのはありますけど、日程的に厳しいので。その中で、自分がどれだけできるかだと思う。きれいなコースというのがまず第一印象ですけど。プレーしているとかなり難しくて。明日からは、景色を見ている余裕があるかちょっと心配です」と苦笑いを浮かべていた。

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