6位浮上の河本結、2週前の号泣に「もう絶対にやらない」


ティーショットを放つ河本

ティーショットを放つ河本

 ◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第2日(14日、兵庫・六甲国際GC)

 13位から出た河本結(20)=フリー=が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算6アンダーで6位に順位を上げた。ただ、2日間で目標に掲げていた9アンダーに届かず「満足感はあまりない。9アンダーに届かなかった悔しさはある。チャンスにはつくけどラインが悪くて…。普通のゴルフだった」と淡々と振り返った。

 前週は今季初めて試合に出場せず、在学する日体大で授業を受けるなどして過ごした。大学ではゴルフの授業を受けに来ていた柔道男子66キロ級の阿部一二三と遭遇。話もしたそうで「アスリートの人がゴルフをするのを見て、ゴルフって楽しいスポーツなんだなって再確認しました」とリフレッシュできた。

 また、2位に終わった中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンと、3位だったリゾートトラストレディスの映像を見返した。ともに優勝争いしながらも、あと一歩届かず悔し涙を流した。特に2週前のリゾートトラストでは最終日にホールアウトした直後、手で顔を覆い、地団駄を踏みながら泣く姿がテレビでも映し出された。

 河本自身もそのシーンを見ており、恥ずかしそうに笑いながら「もう絶対やらないでおこう、と。顔がこわばりすぎて、勝ちたい気持ちが強すぎた」と反省モード。さらに「(プレーオフに進出した)ペ・ソンウさんは楽しんでいたから、だから神様がほほえんで最後にチャンスを与えてくれたのかなと思いました。私にはそこが足りなかった。今週はその状況を楽しんで、あとはなるようになると思ってプレーします」と気持ちを新たに再び優勝を目指す。

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