永峰咲希、父母の教えで首位と4差3位浮上「今年いちスカッとするラウンドができた」


13番でティーショットを放つ永峰咲希

13番でティーショットを放つ永峰咲希

 ◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス第2日(14日、兵庫・六甲国際GC)

 35位で出た永峰咲希(24)=ニトリ=が、ボギーなしの6バーディー、66をマークし、首位と4打差の3位に浮上した。昨季1勝目を挙げた本格参戦5年目だが、今季はまだトップ10入りが一度もない。2勝目に向けて好位置につけた。イ・ミニョン(韓国)が単独首位を守り、鈴木愛(25)=セールスフォース=が2打差の2位につけた。

 故郷で過ごした時間が久しぶりの上位につながった。「このスコアは両親のおかげです」。永峰は照れくさそうに感謝を口にした。3番では8メートルのロングパットを決めるなど3連続を含む6バーディー。この日トップ10の中では唯一のノーボギーで、3位まで駆け上がった。先週は試合を控え、地元・宮崎の実家に滞在。父・賢一さん(52)と一緒に映像を見る中で、スイング時に左肩に力が入っていることを指摘された。

 また、母・香奈子さん(47)からも家でパターの練習をした際、「左肩、左腕を意識して打つんだよ」とアドバイスをもらった。ショット、パットで「左」を意識し、「今年いちスカッとするラウンドができた」と、なかなか結果を出せないモヤモヤを吹き飛ばした。教えを守り、昨年のフジサンケイレディス以来の2勝目をつかむ。(筒井 琴美)

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