◆ゴルフ 日本女子アマチュア選手権第2日(26日、愛媛・エリエールGC松山)
首位タイで出た和久井麻由(JGAジュニア会員)が7バーディー、4ボギーの69で回り、通算11アンダーで単独首位に躍り出た。27日の第3ラウンドは台風接近による荒天予報も、「最強の雨女」を自認する18歳は、初の日本タイトルを手に入れ、“最短ルート”でのプロテスト受験&合格を狙う。古江彩佳(19)=JGAプレミアム会員=、後藤未有(18)=北山CC=が1打差の2位。
和久井がダイナミックなゴルフで単独首位に立った。168センチ、63キロ。飛距離を武器にショットで攻めた。170ヤードの8番パー3で6アイアンで2メートルにつけて伸ばすと、5連続バーディーを奪取。それでも15、18番で3パットのボギーに「本当に悔しいです。バーディーを生かし切れなかったぁ~」と苦笑いを浮かべた。
日本女子プロゴルフ協会のプロテスト規定が改定され、今年から高3も受験可能となった。今大会優勝でプロテストの1次、2次が免除され、11月の最終からとなる。大会前、最終プロテスト会場の岡山・JFE瀬戸内海GCに寄って練習。「行けたらいいなと思いましたね。女子アマ優勝が一番の近道ですよね」とうなずいた。
27日は台風接近の影響で大雨予報だが「私は最強の雨女なんです」と不敵に笑う。台風の影響を受けた18年全国高校選手権で安田祐香を抑えて優勝。「明日も試合ができるなら頑張ります」。雨も味方につけ、プロへの最短路を突き進む。(榎本 友一)