服部道子氏、東京五輪女子ゴルフコーチ就任「雑用もやります」


 日本ゴルフ協会は26日、都内で強化委員会を開き、20年東京五輪日本代表の女子コーチにツアー通算18勝の服部道子氏(50)が就任することを決定した。服部氏は1985年の全米女子アマで日本人として初優勝。米テキサス大時代には文武両道の学生に贈られるマリリン・スミス賞を受賞するなど国際経験が豊富だ。

 就任会見を行った服部氏は「選手が最大限の力を発揮できるような環境を作りたい。雑用もやりますよ」と笑顔で話した。試合会場の埼玉・霞ケ関CCは毎年夏に日本ジュニアが開催され、ほとんどのプロが中学、高校時代にプレーを経験。「地の利がある。日本勢のメダルの期待は大きい」と力を込めた。

 16年リオ五輪は丸山茂樹ヘッドコーチ(49)が男女を担当。今回は丸山コーチが男子担当で、女子コーチを新たに置くことになり、元世界ランク1位の宮里藍さん(34)、現役ツアープロの大山志保(42)に打診も断られていた。

 ◆服部 道子(はっとり・みちこ)1968年9月8日、愛知・日進市生まれ。50歳。愛知淑徳高1年時の84年日本女子アマを大会史上最年少(当時)で優勝。85年には全米女子アマを大会史上最年少(当時)で優勝。91年にテキサス大卒業後、日本のプロテストに合格。93年にツアー初優勝。98年には賞金女王に輝いた。2009年に結婚し、13年に長男を出産。12年を最後にツアーに参戦していない。通算18勝。168センチ、59キロ。

最新のカテゴリー記事