石川遼が68で43位浮上 復帰後2戦連続で決勝Rへ「頭がすっきりした状態で打てている」


1番第1打を放った石川遼

1番第1打を放った石川遼

 ◆男子プロゴルフツアー ダンロップ・スリクソン 福島オープン第2日(28日、福島・グランディ那須白河GC=6961ヤード、パー72)

 63位から出た石川遼(27)=カシオ=が1イーグル、6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算5アンダー43位に浮上した。

 出だしの1番パー4でいきなりギャラリーをわかせた。第1打を左に曲げてバンカーに入れたが、直後の第2打で鮮やかなショットを魅せた。残り103ヤードで58度ウェッジを握ると、球はピン手前に着弾し、そのままカップを飛び越え、1メートル先からバックスピンがかかってカップイン。ギャラリーから拍手喝采を浴びた。その後も粘り強いゴルフでスコアを伸ばした。ツアー復帰後2試合連続で60台をマークし、決勝ラウンドへ進んだ。「そんなに悪くはない。振り切れているし、頭がすっきりした状態で打てているのはいいこと」と振り返った。

 昨年大会は第3ラウンドで62をマークし、首位に浮上した。2年連続での優勝争いに期待がかかる。「ツアー選手権(2日~日本ツアー選手権森ビル杯)から、ショットは気持ちよく振れた時に曲がらないことが増えてきた」。復調で上位へ食い込んでみせる。

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