国内男子のメジャー第2戦の日本プロは、5日から3日間で72ホールを実施予定


今大会について、会見に応じる倉本昌弘会長

今大会について、会見に応じる倉本昌弘会長

 ◆男子プロゴルフツアーメジャー第2戦第87回日本プロ選手権        練習日(4日、鹿児島・いぶすきGC=7212ヤード、パー71)

 大会会長で、日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(63)=フリー=が大会会場内で記者会見した。5日に第1ラウンド(18ホール)、6日に第2ラウンド(18ホール)、7日に第3、第4ラウンド(36ホール)の消化を目指していく方針を明らかにした。

 「明日は予定通り、第1ラウンドをする予定です。土曜日の第2ラウンドまでに、予選カットの60位を目指してやります。ただ、出来る限り日曜日までにトーナメントを完結したいと思っていますので、場合によってはJGTO(日本ゴルフツアー機構)規定(最低36人)に則って、第2次カットをやる可能性があります。その場合は第2ラウンドが始まる前に、告知していきたい」と説明した。

 前日まで降り続いた大雨はこの日朝には止んだが、午後5時現在で鹿児島市内には土砂災害を警戒して「避難指示」が出されている。「当然、こんな状況で試合を開催するのか、というご批判があるのも我々は理解しています。批判と同時に期待もされている。指宿市長もぜひやってほしい、と言って頂いていますし。この大会のために長い間、準備をしてきた人達もいるし、地元からも見に来たいというギャラリーの声もあることを考えると、我々としては辞めるという判断は今のところはない、ということです。施設管理者である私が、責任は取らなければいけないし、私がやると判断している訳ですから、ご批判は私が全て受けるということです」と報道陣の質問に厳しい表情で答え、苦渋の決断であることを明かした。

 この日は多くの選手が会場内で練習。コースは閉鎖されており、キャディーや選手が歩いて回って、コースを視察する姿も見られた。「何人かのキャディーからは、フェアウェーもグリーンの状態も非常に良い状態と聞いています」と、倉本会長はコース状態の回復には自信を見せていた。

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