女子大生プロ・河本結、6位浮上「手応えがある」


8番、ティーショットを放つ河本結

8番、ティーショットを放つ河本結

 ◆女子プロゴルフツアー 資生堂アネッサレディス第2日(5日、神奈川・戸塚CC)

 女子大生プロの河本結(20)=フリー=が7バーディー、2ボギーの67で通算6アンダー、21位から4打差6位に浮上した。初日(4日)朝に首を痛めるアクシデントも、2004年アテネ五輪野球日本代表に帯同した斎藤仁拡(よしひろ)氏(日体大トレーナー)から大学で治療を受けて回復。3月以来の2勝目を狙う。韓国のペ・ヒギョン(26)が10アンダーで首位。

 河本が“地の利”を生かした。後半2番から3連続バーディーを含む67。「6アンダーにできたので手応えがある」と声を弾ませた。4日朝の起床時、寝違えが原因で首を痛めたが、初日のラウンド後にコースから横浜市青葉区の日体大に直行。治療を受け「もう大丈夫」とうなずいた。

 「本当にすごい。体が軽くなる。ゴッドハンドです」と河本が絶賛するのは、2年前の入学時から世話になっている斎藤トレーナーだ。アテネ五輪野球日本代表の銅メダル獲得に貢献し、体操の白井健三(22)=日体大大学院=も診ている。斎藤氏に正しい姿勢を教わり、腹圧を高める練習や肩の可動域を広げるストレッチを続け、プレーに役立てている。

 前週は55位で賞金ランク9位に後退。5位以内で得られた全英女子オープン(8月)切符を逃した。「悔しかったけど、実力がついてから(メジャーに)行くべきだと感じた」。アクサレディス以来の2勝目へ、4打差を追う。(岩原 正幸)

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