日本プロはプレーオフの末、石川遼が涙のV「みんなに支えてもらった優勝」 メジャー2勝&通算15勝目


「第3ラウンド」10番、ティーショットを放つ石川遼 

「第3ラウンド」10番、ティーショットを放つ石川遼 

 ◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアーメジャー第2戦第87回日本プロ選手権 第3日(7日、鹿児島・いぶすきGC=7150ヤード、パー70)

 真夏の日差しの下、“七夕36ホール決戦”となった日本最古のメジャーは、通算13アンダーで並んだ石川遼選手会長(27)=カシオ=、プロ11年目の黄重坤(27)=韓国=の2人によるプレーオフの末、石川が1ホール目でイーグルを奪って、15年日本シリーズJTカップ以来のメジャー2勝目。16年8月のRIZAP・KBCオーガスタ以来のツアー通算15勝目を挙げた。

 2週連続優勝を狙った星野陸也(23)=フリー=が3打差の3位だった。昨年大会覇者の谷口徹(51)=フリー=は、6アンダーの15位で終えた。九州南部の大雨の影響で4日の競技が中止となり、7日は上位73選手による第3ラウンド、第4ラウンドの計36ホールが、各組約30分の休憩をはさんで組み替えなしで行われた。

 優勝を決めた瞬間、目に涙を浮かべた石川は「夢なのかなと思うぐらい(優勝は)遠く感じていた。チームのみんなに支えてもらった優勝。結果でしか恩返しできないと思っていたからうれしい。(大雨被害のあった)鹿児島で開催が決まってからは、自分が勝って『盛り上がったね』と言われるようにしたいと思っていた。1回7打差ぐらいまで開いたけど、みなさんの力で戻って来れました」と喜んだ。

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