女子プロゴルフのサマンサタバサレディースは19日から3日間、茨城・イーグルポイントGC(6601ヤード、パー72)で行われる。ツアー本格参戦1年目ながら、ここまで7781万8570円を稼ぎ、賞金ランク2位と大健闘している渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は18日、プロアマ戦に出場後、現在の目標について「1億円です。税金が怖いですけど」と、おなじみの笑顔を見せながら話した。
メジャーのワールドレディスサロンパスカップ(5月9~12日)でツアー初優勝、さらに資生堂アネッサレディス(7月4~7日)で2勝目を挙げた。現在、4試合連続トップ10入りと絶好調の渋野は、初出場大会の初コースにも“怖いもの知らず”で臨む。「シーズン前、ここまでの結果、数字は全く考えていなかった。何で良いプレーができているのか分からないのですが、いい意味で、これからも鈍感にやっていきたい」とにこやかに話した。
シーズン前の目標は賞金シード獲得だったが、5月に優勝し、早々とクリア。新たな目標の1億円突破も間近だ。「次の目標は賞金女王?」と問われると「そうなるかもしれません」と謙虚な言葉と態度で、さらなる高みを目指す意思を示した。
この日のプロアマ戦では、渋野はプロ野球・元日本ハム投手の西崎幸広さん(55)と同組でプレー。笑顔がトレードマークで「スマイルガール」の愛称を持つ渋野は、西崎さんについて「ものすごく飛ばしていた。楽しかった。トレンディーエースと呼ばれていたらしいですね。すごい」と、やはり、満面の笑みで話した。