上田桃子、初日ハチに刺されて出遅れも2日目69で通算イーブンパー


 ◆米女子プロゴルフツアーメジャー最終戦 AIG全英女子オープン第2日(2日、英国ミルトンキーンズ・ウォバーンGC)

 97位から出た上田桃子(33)=かんぽ生命=が1イーグル、2バーディー、1ボギーの69と伸ばし、通算イーブンパーで予選通過を確実にした。ともに米ツアーが主戦場で、21位から出た横峯さくら(33)=エプソン=は73で1アンダー、上原彩子(35)=モスバーガー=は74でイーブンパー。鈴木愛(25)=セールスフォース=は73で4オーバー、比嘉真美子(25)=TOYO TIRE=は74で5オーバーとなった。

 上田が後半で一気に巻き返した。12番で2メートル半のバーディーパットを決めると、14番の難しいパーセーブでガッツポーズを見せた。続く15番パー5では、残り94ヤードの3打目が絶妙なバックスピンでカップに吸い込まれてイーグル。3つスコアを伸ばして予選通過圏内に飛び込んだ。3年ぶりに出場した全英で底力を発揮し「タフな流れが続いていたが、我慢したかいがあった。ご褒美がきた」と満足げな表情を浮かべた。

 第1日は12番で、右肩を蜂に刺されるアクシデントに見舞われた。終盤はパットの精度を欠き、15番以降で3ボギーと崩れた。この日も8番で1メートル半のパーパットを外し、遅い進行ペースにも悩まされたが「最後まで諦めず我慢しよう。それで駄目なら仕方ない」と自らに言い聞かせた。

 08年から13年途中まで米ツアーに本格参戦。今季国内2勝と好調をキープし、賞金ランク上位の資格で3年ぶりに海外メジャーに帰ってきた。「予選落ちした3年前と同じコースでリベンジしたい」。33歳になった実力者は粘り強さを見せ「とりあえずホッとしている。ノビノビやって、上だけを目指したい」と明るい表情で語った。

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