石川遼との対戦に意欲 ファンケルC連覇したシニア最強のマークセン


プレーオフの末、大会連覇を果たしたP・マークセン

プレーオフの末、大会連覇を果たしたP・マークセン

 ◆男子プロゴルフシニアツアーファンケルクラシック最終日(25日、静岡・裾野CC=7009ヤード、パー72)

 3年連続で日本シニアツアーの賞金王を獲得しているタイのプラヤド・マークセン(53)=SINGHA=が、通算9アンダーで並んだ田村尚之(55)=ダイクレ=、韓国の石鍾律(50)=フリー=をプレーオフで下し、大会連覇を飾った。昨季、日本シニアツアー5勝で断トツの賞金王に輝いた最強ゴルファーが今季初優勝、通算14勝目を挙げた。1打差の2位からスタートした伊澤利光(51)=フリー=は首位タイで迎えた18番パー5の第1打を左の林に入れて痛恨のボギー。シニアツアー参戦2戦目で初勝利を逃した。

 日本シニアツアー最強ゴルファーは、ようやく、最終ホールで目を覚ました。首位からスタートしたマークセンは17番までスコアをひとつ落とし、首位と1打差の4位に後退していたが、18番パー5で本領を発揮した。残り220ヤードの第2打を3ユーティリティーで2オンすると、バーディーを奪い、プレーオフに生き残った。

 「実は昨夜11時に寝たけど、夜中の2時に起きてしまって、それから眠れなかった。朝から体調は悪かった。でも、プレーオフになってから体調が良くなった」とマークセンは笑顔で話した。

 打ち下ろしの18番で第1打を340ヤードもかっ飛ばし、プレーオフ相手の田村や石を約30ヤードも置き去りに。最終ラウンドとプレーオフを合わせて4ホール連続で、もう少しでイーグルの楽々バーディーを続け、粘る田村を退けた。

 昨季、日本シニアツアー18戦のうち5勝。約7536万を稼ぎ、3年連続で賞金王に輝いた。約3417万円で賞金ランク2位だった鈴木享(53)=ミズノ=の2倍以上も荒稼ぎした。米シニアツアーにも積極的に参戦する今季は移動疲れなどで体調面が優れず、これまで未勝利だったが、得意の大会で本来の力を取り戻した。大会前、6位だった賞金ランクは“定位置”のトップに浮上。「今季の目標はシニアで賞金王になること」と4年連続の戴冠(たいかん)を堂々と宣言した。

 今後、シニアツアーに加え、パナソニックオープン(9月26~29日)や日本オープン(10月17~20日)などレギュラーツアーにも参戦する予定。日本プロ(7月4~7日)に続き、この日、長嶋茂雄招待セガサミーカップを制した石川遼(27)=カシオ=との対戦にも意欲を示す。「私の調子が良くて、石川遼君と同じ組で回る機会があれば楽しみですね」とマークセンは温和な表情で話した。現在、レギュラーツアーで“無敵”となっている石川遼の一番のライバルは、意外にも、このシニア最強の53歳かも?

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