◆報知新聞社後援 PGAジュニアゴルフ選手権太平洋クラブカップ最終日(28日、栃木・太平洋クラブ益子PGAコース、参加128人=男女各64人、男子6896ヤード、女子6282ヤード、ともにパー71)
全国8地区から選抜された中学、高校の男女各8人、計16人がチームを組んでプレー。1位から8位までの順位決定戦が行われた。決勝は関東地区が手塚彩馨(あやか、山梨・白根御勅使中2年)と栗林夏希(神奈川・菅生中3年)の活躍もあり中国地区に逆転勝ち。初優勝を果たした。
高校最後の舞台で有終の美を飾った。2年連続で優勝を逃してきた関東地区男子主将の栗原悠宇(ゆう、埼玉栄高3年)は「3度目の正直というか、優勝できてうれしいです。みんなと楽しくラウンドできて良かった」と笑顔をみせた。
前半の6組目で逆転し、勢いに乗った。「助けられました」と栗原が感謝した女子の中で、大きく貢献したのが手塚と栗林の女子中学生ペアだった。「ショットが良かった」手塚がピンを果敢に狙い「パターが良かった」栗林がしっかりパットを決めた。2打目以降はいい球を選べるスクランブル方式をうまく使って60で回った。「お互いがカバーし合ってできました」と栗林は満足した。
昨年は決勝で関西地区に惜敗。女子主将の本明夏(もと・あすか、開志国際高3年)は「昨年は最終組で負けたので、すごく悔しかった。みんなで協力して優勝できたのでうれしいです」と感激にひたった。