日本ゴルフ協会(JGA)は10日、都内で主催する3メジャー大会に関する記者発表会を開き、10月の日本女子オープン(3~6日、三重・白山ヴィレッジGCクイーンC)での世界ランク13位の渋野日向子、同9位の畑岡奈紗(20)=森ビル=の予選ラウンドでのプロ転向後、初となる同組対決プランが浮上した。
昨年大会覇者で世界ランク14位の柳簫然(韓国)の出場も発表。会見に出席したJGAの戸張捷・常務理事(73)は、「渋野さんと畑岡さんが今年の目玉。柳さんも含めたプレーをファンは一番見たいでしょうから当然、そのプランはありますよね」と、予選2日間同組対決を示唆した。戸張氏は16年日本オープンで松山英樹、石川遼、アダム・スコット(豪州)を予選同組にし、過去2番目となる4万5257人もの集客につなげた実績を持つ。
また、中継局のNHKも初の試みを行う。地上波とBSで、日本オープンと日本女子オープンの最終日を、最終組のスタート前の11時45分から最後まで生中継で追うという。NHK関係者は、渋野のAIG全英女子オープン優勝の影響は否定しつつも、「NHKの長年の悲願でした。渋野さん、畑岡さんが最終日最終組なら最高ですね」と、期待を寄せていた。(榎本 友一)