谷口徹、完全Vで史上3人目2冠「すごいプレッシャーがあった」


谷口徹

谷口徹

 ◆男子プロゴルフツアー 日本シニアオープン選手権最終日(22日、埼玉・日高CC)

 首位で出た谷口徹(51)=フリー=が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算8アンダーで初日から首位を守る完全優勝を飾った。レギュラーツアー20勝の実力者はシニア出場3戦目で初V。日本プロ(3勝)、日本オープン(2勝)に続く日本タイトル3冠となった。7アンダー2位にタワン・ウィラチャン(タイ)。昨年まで3連覇のプラヤド・マークセン(タイ)は4オーバー18位。

 谷口は青木功、中嶋常幸に次ぐ史上3人目の日本オープンと日本シニアオープンの2冠を達成した。日本プロも含めると日本タイトル3冠獲得となり、「シニアツアーに来ると、優勝を義務づけられているように思ってしまっていた。すごいプレッシャーがあった」と喜びをかみしめた。

 1打リードの首位で迎えた13番、5メートルのバーディーパットをねじ込んでガッツポーズ。「あまり調子が良くなくて、最後もバタバタしてしまった」と18番のボギーを反省したが、「この1勝ができて良かった。(今後は)シニアに出れば優勝争いができる」と力を込めた。

 史上初の同一年の日本オープン(10月17~20日、福岡・古賀GC)とシニアオープンの2冠へ「距離が短いのでチャンスはあるかな」と、レギュラーメジャーでの活躍も誓った。

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