東北高3年・大須賀望「ワクワク」…ダンロップ女子OPでプロツアー初出場


練習ラウンドを行う東北高3年・大須賀

練習ラウンドを行う東北高3年・大須賀

 女子プロゴルフツアーの「第47回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(報知新聞社後援)が27日から29日まで宮城・利府GCで開催される。同大会のアマチュア選考会を通過した大須賀望(東北高3年)、木内真衣(東北福祉大1年)は練習ラウンドを行い、本番へ向けて調整中。中学1年から6年連続選考会に挑戦し、初のツアーに臨む大須賀は「高校最後の年に出場が決められて本当にうれしい。予選突破を目指して頑張りたい」と闘志。藤田桃香(東北福祉大4年)は現在軽井沢へ遠征中。学生大会を経て大会に臨む。

 ドライバーにはじかれた白球が、勢いよく晴天の空を切り裂いた。大須賀は「雰囲気が違う。ワクワクします」。中学1年から挑戦してきた選考会を6度目で突破し、今回念願のプロツアー初出場。試合に向けて気持ちは弾むばかりだ。

 7月19日に利府GCで行われた選考会では、東北高、東北福祉大などを中心に41名のトップアマチュアが参加。大須賀は、2位タイの4選手で行われたプレーオフに進み、4ホール目で約2メートルのバーディーパットをきっちり沈め、勝負を決めた。「1ホール目から緊張で手が震えていました。決まった時は本当にうれしかった」と振り返った。

 4歳からゴルフを始め、父親の純さん(48)と二人三脚で練習に励んできた。「お父さんは自分よりもゴルフの勉強に熱心。指導も取り入れていいと思ったものだけ取り入れたらいいよというスタイル。今大会はキャディーをする気満々です」。頼れる父とともに、予選ラウンド突破を目指していく。

 中学時代はギャラリーの一人として、同大会を観戦し、出場していた宮里藍さん(34)を追いかけた。「ゴルフのプレースタイル、プレーの大人な態度など、すごく憧れています」とはにかんだ。

 大会後の10月8日からはジャパンカントリー倶楽部(三重)で行われるプロテストの2次予選を控える。「大会の目標は予選を通過すること。プロテストに向けても弾みをつけられるように頑張りたい」と意気込んだ。プロとの戦いをさらなる成長へつなげていく。(小林 泰斗)

 ◆大須賀 望(おおすが・のぞみ)2002年2月1日、宮城出身。東北高3年、17歳。4歳からゴルフを始め、父の純さんがコーチ。7月19日の出場アマチュア選手選考会で2位タイのプレーオフを勝ち抜いた。プロツアーは今回が初出場。147センチ。血液型はA。ドライバー平均距離220メートル。家族は両親、弟。小1から6年まで続けた空手では小5時に全国大会出場。

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