男子プロゴルフで、日本ゴルフツアー機構とアジアンツアー共同主管のパナソニックオープンは26日から4日間、兵庫・東広野GC(7058ヤード、パー71)で行われる。賞金ランク1位で2週ぶり出場の石川遼(28)=カシオ=は25日、プロアマ戦で調整。2009年以来、10年ぶり2度目の賞金王が視野に入るが「世界で戦って勝つのがゴール」と強調し、国内の頂点は“通過点”との見方を示した。
今季2勝で約7246万円を稼ぎ、2位・浅地洋佑(26)に約1171万円差をつける。残り11試合と佳境に入るが「(7月の)日本プロに勝つ前からずっと積み重ねていることを変えてはいけない。目先に賞金王のチャンスがあっても、自分のゴールは見失わない」と力説。米ツアー再挑戦と世界最高峰のエベレストを重ね合わせ「今は登るための準備期間」と、地道なトレーニングで「心・技・体」の充実を図る。(岩原 正幸)