渋野日向子、“シブコ史上最年少”16歳キャディーと初タッグで2週連続Vへ


16歳キャディーとタッグを組む渋野日向子

16歳キャディーとタッグを組む渋野日向子

 女子プロゴルフで報知新聞社後援のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは27日から3日間、宮城・利府GC(6505ヤード、パー72)で行われる。AIG全英女子オープン覇者で、前週優勝の世界ランク11位の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が26日、プロアマ戦で調整した。今週はキャディーに、自身も指導を受ける青木翔コーチ(36)の教え子の湯浅芹(せり)さん(16)=兵庫・滝川二高1年=を起用する。「今週は楽しむことしか考えていない。とりあえず無事に18ホール回れたらいい」と、“シブコ史上最年少”キャディーとの初タッグに胸を躍らせた。

 渋野はこれまでプロキャディーを起用してきただけに「プロキャディーに頼ってきたところもあった。自分で考える機会になる」と語った。湯浅さんは、8月に青木コーチから「やってみるか」と言われたそうで「緊張はしています。でも一緒にやるだけで勉強になるので、頑張りたい。あと、(クラブのヘッドカバーの)ピカチュウを落とさないようにしないと」と意気込んだ。

 渋野は、5月のワールドレディスサロンパスカップで初優勝後、日米で4勝を積み重ねた。2週連続優勝がかかる試合も経験してきたが、「サロンパスで優勝したときほど、プレッシャーはない。全英の後ほどの疲れもない。いつも通り」と平常心を貫く構えを示した。第1ラウンド(27日)は、2017年大会覇者で、優勝した2週前以来の出場となる世界ランク6位の畑岡奈紗(20)=森ビル=、18年覇者で宮城・東北高出身の大江香織(29)=アルパイン=との注目組に入り、午前9時50分に1番からスタートする。

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