渋野日向子は台風19号が上陸前の初日にロケットスタートを目指す


プロアマ戦後、練習場で調整した渋野日向子

プロアマ戦後、練習場で調整した渋野日向子

 ◇女子プロゴルフツアースタンレーレディス プロアマ日(10日、静岡・東名CC=6572ヤード、パー72)

 快晴の下、プロアマ戦が行われた。8月の海外メジャー、AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は、台風19号の影響で競技開催が危ぶまれる中、第1ラウンドは雨風に耐えて上位発進を目指す考えを語った。

 天気予報によれば第2ラウンドが行われる12日に、静岡県付近に最接近する予定。第1ラウンドも第1組のスタート時間が、午前8時から同7時に1時間早められた。台風が最接近する第2ラウンドは短縮や中止の可能性もあり、渋野は「やっぱり2日目の天気予報を見たら、無いだろうなという予報なので、そうなると、1日目にかなり上位にいないとなかなか厳しいかなと思う。明日も雨と風があって。耐えるゴルフができれば」とうなずいた。

 今大会は賞金ランク1位の申ジエ(韓国)が欠場。約859万円差の2位の渋野が単独2位以上なら、初めて賞金ランク1位に立つ可能性もある。「この試合で詰められるように頑張りたいです」と気合いを込めた。

 また、9日にノーベル化学賞を受賞した旭化成の吉野彰・名誉フェロー(71)が会見で「全英で、しぶこさんが勝たれましたよね。明るい話題で子供の人生が変わるきっかけになるといい」などと語った。それを伝え聞くと「私の名前が出てくるからびっくりしました。ノーベル賞を取られた方に言っていただけるのは、光栄です」と笑顔で話していた。

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