古江「すごい」憧れる成田の8連続バーディー刺激で2位浮上 アマ7人目Vへ


6番ティーショットを放つアマチュアの古江彩佳

6番ティーショットを放つアマチュアの古江彩佳

 ◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース第2日(19日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6675ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、3位から出たアマチュアの古江彩佳(19)=兵庫・滝川二高卒=が7バーディー、ボギーなしのベストスコアの65をマークし、通算12アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。2位から出た三ケ島かな(23)=ランテック=が66をマークし、13アンダーで単独首位に立ち、ツアー初優勝へ王手をかけた。

 古江はスタート前にリーダーボードを見て「わあ、すごい!」。目標のゴルファーと憧れる成田美寿々(27)=オンワードHD=が前の組で出て、スタートの1番から8連続バーディーを奪い、諸見里しのぶが2011年のスタンレーレディス最終日にマークしたツアー最多記録に並んだ。「自分もその位置まで伸ばしたいと思った」と、大先輩の気迫あふれるプレーに刺激を受けた。

 出だしの1番で1メートル、2番で6メートルを沈めて連続バーディーを奪うと、勢いに乗った。6番では12メートルのバーディーパットを決め、10番パー5では、第3打残り65ヤードを58度ウェッジでピン60センチに寄せて、バーディーを重ねた。「前半はほぼ完璧に近いプレーができました。後半はバーディー数が少なくなって悔しい。でも(ボギーなしは)うれしい」と笑顔を見せた。

 11月に最終プロテストを控えるが、2003年の宮里藍さんらに続く、アマ史上7人目のツアー優勝となれば、プロテストが免除されて即プロ転向が可能になる。「優勝できたら、夢のまた夢。攻めることにずっと集中していきたいです」。最終日、夢への扉を開く。

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