三ケ島かな、日没間際で真っ暗でも「ヤーデージブックとピンポジ頼り」でバーディー ツアー初優勝へ王手


5番でバーディーを奪い笑顔の三ヶ島かな。通算13アンダー首位

5番でバーディーを奪い笑顔の三ヶ島かな。通算13アンダー首位

 ◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース第2日(19日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6675ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、降雨のため1時間半スタート時間が遅れたが、日没間際の午後4時49分に最終組がホールアウトした。2打差の2位から出た、ツアー本格参戦4年目の三ケ島かな(23)=ランテック=が7バーディー、1ボギーの66をマーク。通算13アンダーで単独首位に立った。最終組で回り、「上がり3ホールは暗くて見えなかったです。(同組の稲見)萌寧ちゃんとお互いすごくトップを意識しながら、いい流れで伸ばし合えた」とうなずいた。

 第1ラウンド後は、アプローチと特にパターに集中して練習した。前日の調整が奏功し、出だし1番で1メートルを沈めて幸先よくバーディー発進すると、4番では10メートルのロングパットを沈めてバーディーとし、今大会で初めて単独首位に躍り出た。12アンダーで2位のアマチュア・古江彩佳と並んで迎えた17番パー3。日没が近づき、視界は暗くなっていた。第1打を打ったがボールの行方が見えにくく、「左に出たと思って」と手を離したが、打球はピン30センチについた。「結構近いかもなと思ったら、よかったです。ヤーデージブックとピンポジションを頼って打ちました」。バーディーを奪い、再び単独首位に立った。

 18年樋口久子三菱電機レディス(埼玉)以来、自身2度目の単独首位で最終日を迎える。念願の初優勝に向け、「いつも通りです。いかに気持ちをコントロールできるか、対応できるかだと思います」と平常心を強調した。

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