9位後退の渋野日向子、1番ティーショットでまたヒヤリ「左のギャラリーさんには、私が打つ前に言わないとですね」


2番でティーショットを放つ渋野日向子

2番でティーショットを放つ渋野日向子

 ◆女子プロゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 第3日(26日、兵庫・マスターズGC=6510ヤード、パー72、観衆6698)

 8月にAIG全英女子オープンを制した渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が、通算6アンダーで首位と8打差の9位に後退した。前日がプロになって初めての日没サスペンデッドとなったため、この日は午前4時起きで同6時50分から第2ラウンド(R)の残りの3ホールを消化した。最終18番パー4でバーディーを決めて波に乗るかと思いきや「休憩2時間で消えましたね」と第3Rは失速。4バーディー、3ボギーと思うようにスコアを伸ばせず「今日伸ばしきりたかったところなので、1個だけだったのは悔しい。アプローチで全部落としてしまった」と肩を落とした。

 前日にティーショットがギャラリーの男性を直撃した1番パー5では、またもティーショットが左に大きくそれた。球は多くのギャラリーがひしめくエリアに飛び込んだが、幸い人には当たらず。厳しい傾斜からのショットとなったが、渋野はパーで切り抜け「昨日よりはやばいと思いましたけど、あそこは左にしかいかないので。左のギャラリーさんには、私が打つ前に言わないといけないですね」と話し、笑いを誘った。

 約1か月前に行われたデサント東海クラシックでは、今回と同じ8打差を最終日に大逆転して優勝した。再びの逆転劇はあるのか、最終日に向けて「明日で2ケタには持っていきたいと思っているので、とりあえずそこを目標に頑張って、あとは結果がどうかなという感じですね」と攻めのゴルフを誓った。

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