優勝賞金3600万円の行方は!? ルー「アグレッシブに」稲見「ビッグスコア狙う」ボミ「1位しかない」


2番のティーグラウンドで笑顔を見せるイ・ボミ(右)

2番のティーグラウンドで笑顔を見せるイ・ボミ(右)

 ◆女子プロゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 第3日(26日、兵庫・マスターズGC=6510ヤード、パー72、観衆6698)

 第3日を終え、通算16勝のテレサ・ルー(台湾)が通算14アンダーで単独首位に立った。トーナメントレコードには1打及ばなかったが、それでも64の好スコアを叩き出し「満足しています。アイアンがとっても良かったので、ほぼOKバーディーでした」と流ちょうな日本語でコメントした。今大会の優勝賞金は3600万円と高額で、賞金ランキングの行方を大きく左右する一戦でもある。優勝候補の筆頭は、最終日に向けて「バーディーを取りやすいホールがいっぱいある。たくさんバーディーを取って、アグレッシブにいきたい」とさらにスコアを伸ばすことを誓った。

 そのルーを3打差の2位で追うのが、今季からプツアーに本格参戦ながら早くも1勝を挙げている20歳の稲見萌寧=都築電気=だ。12番パー5でボギーを叩いた後はすぐに「バウンスバック!(立ち直るの意味)」とキャディーに宣言。その言葉通りに見事、次のホールでバーディーを決めた。見た目はくりっとした瞳の癒やし系だが「誰よりも闘争心は負けない自信がある。ビッグスコアを狙ってどんどん攻めていきたい」と闘志を燃やした。

 首位と5打差の3位にはイ・ボミ(31)=延田グループ=が続いた。ホステスプロとして、今大会では2015年以来4年ぶりに最終日を最終組で回る。「このくらいでも会社のためには仕事をしたかなと思いますが…」と笑いを誘ったが「明日も良いプレーができるように精いっぱい頑張る。1位しかないから」と言い切った。国内ツアー最高額となる優勝賞金は誰の手にわたるのか、最終日も目が離せない。

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