晩酌パワーの宮本勝昌ら首位4人の大混戦 平和PGM選手権


宮本勝昌

宮本勝昌

 ◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権第1日(7日、沖縄・PGMゴルフリゾート)

 平和PGM選手権が7日、開幕した。第1ラウンドが行われ、全組がホールアウトした。今季ツアー・5月の中日クラウンズで通算12勝目を飾ったベテラン・宮本勝昌が5バーディー、ボギーなしの66をマーク。5アンダーで、宮本とS・ハン(米国)、A・キュー(フィリピン)、B・ケネディ(オーストラリア)の4人が首位に並ぶ大混戦となった。

 長い501ヤードのパー4の3番第1打。宮本は328ヤードかっ飛ばし、今季ドライビングディスタンス1位で同組のC・キム(米国)を7ヤード置き去りにした。10メートルバーディーパットをねじ込んで「きょうC・キムより飛んだのは、1回だけなんだけど、気持ち良かったね~」と満足げ。強風に加えた難関コースに、出場108人中、ボギーなしで回ったのは自身含めて3人だけで「ノーボギーは奇跡みたいなもの。前半と後半でコンディションが変わった中で、全てがうまくいった1日でした」と笑顔で振り返った。

 勝利に向け、欠かさない楽しいひとときがある。「(疲労回復には)おいしいお酒を飲むことです。若いころはビール1本だったけど、気づけばだんだん量は増えてきて…。昨日はオリオンビールとワインを飲みました」と強さの秘けつを明かした。

 10日の最終日当日は師匠・芹澤信雄が誕生日で還暦を迎える。「日曜は師匠の芹澤プロの誕生日なので、いい報告ができればいいかな」。今季2勝目へ、気合い十分だ。

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