宮本勝昌、今季2勝目へ首位発進…47歳驚き328ヤードかっ飛ばした


 ツアー通算12勝の宮本勝昌(47)=ハートンホテル=が5バーディー、ボギーなしの66で回り、5アンダー首位の好発進。最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催、12月5~8日、東京よみうりCC)でスポーツ報知の紙面を飾るべく、今季2勝目で勢いづける。石川遼(28)=カシオ=は75で95位と出遅れた。

 宮本は気持ち良さそうにかっ飛ばした。501ヤードと長い3番パー4の第1打。今季ドライビングディスタンス1位で同組のC・キム(米国)を7ヤード置き去りにする328ヤードのビッグドライブだ。10メートルをねじ込んでバーディーを奪い「1回だけだけど、気持ち良かったね~」。キムも「47歳とは思えない」と驚いた。難関コースに強風が吹いたこともあり、ボギーなしは出場108人中で自身を含め3人だけ。「奇跡みたいなものです」とうなずいた。

 10日の最終日は師匠・芹澤信雄の60歳の誕生日。「日曜日に誕生日会があるので、その前にいい報告ができれば」と気合十分だ。今季は5月の中日クラウンズで通算12勝目を挙げ、2年ぶりの日本シリーズ出場が決まっている。例年は他の選手がほとんど来ていない月曜に会場入りしており、今年も「月曜に行って新聞に載ります」。2勝目を挙げ、最終戦のメジャーへ勢いをつける。(宮下 京香)

 ◆石川は今季15戦目初の予選落ちピンチ

 石川は今季2勝の28歳が4バーディー、6ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで、75と伸ばせず95位。今季出場15戦目で棄権を除くと初めて予選通過が危うくなった。出だしの10番で第1打をドライバーで大きく右に曲げダブルボギー。「ずっとドライバーのミス。これが今の状態です」と悔やんだ。ホールアウト後は、第2Rで巻き返すべく練習場へ向かった。

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