変則スイングの崔虎星が14アンダーで今季初V 日本S切符つかむ 今平は2打及ばず今季5度目の2位


崔虎星

崔虎星

 ◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権最終日(10日、沖縄・PGMゴルフリゾート)

 最終ラウンドが行われ、単独首位から出た崔虎星(46)=韓国=が4バーディー、ボギーなしの67をマーク。通算15アンダーで今季初優勝。昨年11月のカシオワールドオープン以来となるツアー通算3勝目を挙げ、最終戦のメジャー、ゴルフ日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催、12月5~8日、東京よみうりCC)の出場権をつかんだ。同大会には2年連続3度目の出場となる。1打差の2位から出た今平周吾(27)=フリー=は68で2打及ばず、今季5度目の2位に終わった。

 最終ラウンドは崔と今平の一騎打ちの戦いとなった。まずは今平が攻める。前半で4つスコアを伸ばし、今大会で初めて単独首位に立って折り返した。だが、後半に入り今平が1打リードして迎えた11番。崔虎星が第2打をピン2メートル半に寄せてバーディー。一方、今平がボギーで落としたため、再び首位が入れ替わった。しかしその直後、13番で今平がバーディーを奪ってすぐに崔に並んだ。

 勝負を分けたのは17番パー4。第2打は両者ともグリーンを捉えたが、先に今平が約20メートルの長いバーディーパットを外した。その後、崔が4メートルの難しいラインを読み切り、バーディー。14アンダーに伸ばした。今平は約3メートルのパーパットを外したため、12アンダーにスコアを落とした。

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