◆米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック最終日(10日、滋賀・瀬田GC北C)
鈴木愛(25)=セールスフォース=が、日米両ツアーを兼ねる今大会で、日本人では8月の全英女子オープンの渋野日向子以来16人目の米ツアー優勝を飾り、国内今季6勝目を挙げた。首位で出て5バーディー、ノーボギーの67とスコアを伸ばし、通算17アンダーで2位に3打差の快勝。2週連続完全優勝は国内史上3人目の快挙となった。賞金ランキングでは渋野を抜き2位に浮上し、来年の東京五輪出場も視界に捉えた。来季の米ツアー出場権も獲得した。
◆愛に聞く
―圧勝だった。
「昨日の夜からドキドキしていて、うまくゴルフできるのかって不安があった。でも意外とコースに入ると落ち着いていて、今までで一番ドキドキせず回れた」
―最終日の目標にしていた5アンダーを達成した。
「後半に伸ばせなかったのが反省点。昨日までの差で勝ち切れた。日曜の後半に伸ばせる選手になりたい」
―自身のキャリアの中で今はどんな状態か。
「今年はパターはこれまでで一番悪かった。でも(4戦欠場して)復帰してからはショットも別人ってぐらい良くなった。この2~3週間で見るとダントツじゃないかな」
―来週以降に向けて。
「来週の試合はあまり相性が良くない。苦手なのを乗り切ってトップ10以内に入って、残り2試合で良い成績を残せたら。エリエールもリコーも好きなので、後の2試合に(逆転賞金女王の)望みをかけられたら。その意味でも来週が勝負になってくる」