諸見里しのぶ、第一線を退く意向「一年通して戦うことは厳しい」


6番、アプローチショットを放つ諸見里しのぶ

6番、アプローチショットを放つ諸見里しのぶ

 ツアー通算9勝の諸見里しのぶ(33)=ダイキン工業=が20日、大王製紙エリエールレディス(21日開幕、エリエールGC松山)の会場で、今季限りで第一線を退くことを発表した。来年のツアー出場権をかけた予選会には出場しない。今季は9戦に出場したが、全て予選落ち。今週でツアー生活に一区切りをつける。

 諸見里は「引退というわけではないので大げさに言うことではありませんが」と前置きしながら、「私自身ここ数年ツアーに出ている中で、心・技・体ともに(戦うのが)難しくなってしまった。一線を引くことに決めました」と説明した。若手の台頭などもあり「一年間通して戦っていくことは厳しい」と決断した。今後は日本女子プロゴルフ協会のコースセッティング担当に就く方向で話が進んでいることも明かした。所属先の大会であり、地元・沖縄で行われるダイキンオーキッドレディスについては「推薦をいただくチャンスがあれば出場させていただきたい」と話した。

 ◆諸見里 しのぶ(もろみざと・しのぶ)1986年7月16日、沖縄・名護市生まれ。33歳。9歳からゴルフを始める。おかやま山陽高卒業。2005年にプロ転向。メジャーの07年日本女子オープン、09年ワールドレディスサロンパスカップ、日本女子プロ選手権で優勝。年間6勝した09年に賞金ランク2位。近年は左ろっ骨の痛みなどけがに苦しんだ。160センチ、58キロ。

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