鈴木愛、“世界タイ記録”4週連続優勝へ平常心を強調


17番、ティーショット後に笑顔を見せる鈴木愛 (カメラ・豊田 秀一)

17番、ティーショット後に笑顔を見せる鈴木愛 (カメラ・豊田 秀一)

 女子プロゴルフツアーの大王製紙エリエールレディスは21日から4日間、エリエールGC松山(6580ヤード、パー72)で行われる。賞金ランク首位の鈴木愛(25)=セールスフォース=は、1988年のツアー制施行後では国内初の4週連続優勝に挑む。

 鈴木は会見で「“4週連続優勝”と言ってくれる人も多いけど、楽に回らせてって思う」と、愛きょうのある笑顔を見せた。平常心を強調する一方で「去年はここで3日目に79を叩いてしまった。今年は、という思いはある。勝ちたい」と力を込めた。

 前週、07年の全美貞に並ぶ3週連続優勝を達成し、今週は“世界タイ記録”に挑戦する。米女子ツアーでは4週連続Vが最長で、01年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、08年のロレーナ・オチョア(メキシコ)ら4人だけ。国内のツアー制施行前では、樋口久子が4試合連続(73年は4~9月、74年は4~7月)で優勝した例がある。

 日本時間19日朝には、締め切りギリギリまで悩み来季の米ツアー会員登録を見送った。「気持ちは行きたかったけど、まだ準備ができていない」。直近の目標である2年ぶりの賞金女王へ残り2試合。「とにかく複数年(3年)シードが欲しい」。2位3回、3位1回と好相性の大会で後続との差を広げる。

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