キャロウェイゴルフ新ラインアップ「XRシリーズ」


空力性能を追求し、風を味方にヘッドを加速させるXRドライバー

空力性能を追求し、風を味方にヘッドを加速させるXRドライバー

 すべてはぶっ飛びのために!―。キャロウェイゴルフが、アベレージゴルファー向けの新ラインアップ「XR」シリーズを20日から発売する。ドライバー、UT、FW、そしてアイアンと、すべてのクラブで飛距離性能にこだわった、X 2HOTに次ぐ“第3のX”。このほど、米カリフォルニア州カールスバッドの同社テストセンターで行われた日本メディア向け発表会で深堀圭一郎プロ(46)=フォーラムエンジニアリング=がいち早くその“ぶっ飛び”クラブの試し打ちに挑戦した。

「キュンッ!」と心地よい打球音を響かせて、ボールがカリフォルニアの青空に吸い込まれた。気を許すと帽子が飛ばされるような西海岸の強烈な向かい風の中、深堀プロは、楽々と280ヤード前後の球を連発した。「ヘッドが風を切る感じがいい! とっても気持ちよく振れますね」と、見せてくれた「XRドライバー」はプロ仕様ではなく、市販予定“ノーマルモデル”。シャフトはSだった。
 XRシリーズの「ぶっ飛び」への意気込みは、その名前にも表れている。XRの「R」は、Racing(レーシング)の意味。「テクノロジーのキャロウェイ」が、サーキットで速さを競うレーシングマシンのように、各クラブのヘッドスピード、そしてボール初速のアップを徹底的に追求した。
 「XRドライバー」最大の特徴は、これまでにない空力性能を搭載したこと。新開発「SPEED STEP(スピード・ステップ)クラウン」が、レーシングカーのウイングのように機能することで、風を切ってヘッドを走らせる。深堀プロは、「振りやすさを強く感じる。ダウンスイング時、この空力構造のおかげでクラブがスムーズに下りてくる。体積の大きいドライバーだからこそ、この効果は大きいですよ」と、未体験の加速感を楽しんだ。
 XRドライバーに採用された「R・MOTO フェース」は、独自のリブ構造によりフェース周辺部を約3グラム薄肉化することで、高反発エリアの拡大と軽量化に成功。最近、パワーに自信のなくなったという人でも思い切って振れて、しっかりと距離を狙っていけるはずだ。
XRドライバーで西海岸の強風に負けない強打を連発した深堀プロ
 同シリーズの「ぶっ飛び」というコンセプトを、最も顕著に表しているのがこの「XRアイアン」だ。キャロウェイゴルフは、2013年にX HOTのFW、2014年にX 2HOTのUTに採用したカップフェース・テクノロジーを、今回のXRシリーズではアイアンに導入した。
 「自分の持っている番手の感覚より、10ヤード以上は飛ぶ」と深堀プロも驚くその飛距離性能は、同社史上初の「360-ステンレスカップフェース」によるもの。「アンダーカットインナーウェイト」による低・浅重心化で、ボールもさらに上がりやすくなった。「球が楽に上がって、しっかり距離が出る。十分、試合に使えますよ。僕がこれから1年でも長く、いい位置でゴルフを続けていくには導入していくべきクラブだと感じました」と、その“ぶっ飛び性能”を絶賛した。
 また、UT・アイアンのプロダクト・ストラテジー シニアディレクターであるルーク・ウィリアムズ氏もゲストで登場。かつてX HOTのスプーンによる「300ヤードチャレンジ」で、自らビッグドライブを達成した名物シニアディレクターが、今度はXRアイアンの7番で200ヤード超えに挑戦。今回も見事、公言通りに204ヤードを叩き出し、喝采を浴びた。手塩にかけたXRシリーズの「ぶっ飛び」性能を自ら実証してみせたウィリアムズ氏は、「皆さんだってきっとこれくらいは飛ばせますよ」と、満面の笑みを浮かべた。
 「XRドライバー」・XR(S、SR、R):5万8000円。
 ・TourAD MJ‐6(S)、SPEEDER 661 EVOLUTION (S)、Diamana R60(S):7万8000円。
 「XRアイアン」・XR(S、R)6本セット(I#5~9、PW):10万8000円。I#4、AW、SW1本1万8000円。
 ・N.S.PRO 950 GH (S、R) 6本セット(I#5~9、PW):9万6000円。I#4、AW、SW:1本1万6000円(表記金額はいずれも税別)。
 問い合わせ:キャロウェイゴルフ株式会社TEL0120・300・147。詳細は、同社HP(http://callawaygolf.jp)で紹介中。