石川遼「記憶に頼るより新たな気持ちで」18番は「バーディーを目指す」…日本シリーズJTカップ5日開幕


プロアマ戦の12番、ティーショットを放つ石川遼

プロアマ戦の12番、ティーショットを放つ石川遼

 男子プロゴルフツアー最終戦、日本シリーズJTカップは5日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりカントリークラブ(CC、7023ヤード、パー70)で行われる。2年連続11度目出場の石川遼(28)=カシオ=は4日、プロアマ戦で調整。今季はメジャー、日本プロ選手権で3年ぶりにツアー優勝をつかむなど、2勝を挙げて最終戦に乗り込んだ。「もちろんコースは頭に入っている。今年の自分の癖もあるし、コースやグリーンの読みが違って見えるので新鮮です。特に今年はグリーンが速いので、そういう意味でも記憶に頼るより、新たな気持ちでやりたい」と見据えた。

 昨年大会では優勝した小平智、韓国の黄重坤と3人によるプレーオフの末、惜敗した。「いいイメージ。2位や3位の試合は『負けた』という感覚はない。優勝争いをできたことの方が大事」と好感触は残っている。

 名物ホールの18番は奥から手前にかけて急激な下り傾斜で、ツアー屈指の高速グリーン。「自分の中ではやっぱりバーディーを目指しているホール。4日間パープレーでも万々歳だとは思うけど、1つでもバーディーを取れればいい」と攻める姿勢を示した。15年大会以来の今大会優勝で、1年を締めくくる。

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