今平周吾、4冠で「脱・内弁慶」海外メジャーで予選通過目指す


青木JGTO会長(左)から祝福される今平

青木JGTO会長(左)から祝福される今平

 ツアー5人目の2年連続賞金王の今平周吾(27)は9日、都内で日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式に出席し、最多4冠を獲得した。

 今平は来年の目標に“内弁慶からの脱却”を掲げた。2年連続の賞金王をはじめ、平均ストロークなど9部門の順位をポイント化して競う「メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング賞」も初受賞するなど4冠。優勝を飾った先月のダンロップフェニックスに続き、またも副賞としてベンツをゲットし「1台は自分で乗って、もう1台は両親にあげようかな」と笑った。

 国内では強さを誇った今季は、出場した海外の4大メジャーは全て予選落ちに終わった。調整に苦戦することも多く「日本で全部開催してくれたら…」と冗談めかして話すほど。それでも現在、世界ランクは32位と、年内の50位以内に与えられる来年のマスターズ出場権は手中に収めており「(海外)メジャー4試合で予選を通りたい。マスターズでは一番いい滑り出しをしたい」と表情を引き締めた。

 来年は実家から車で15分の霞ケ関CCで東京五輪も開催され、大事な1年になる。「3勝と3年連続の賞金王を目標にして、五輪も出場できるように頑張っていきたい」。日本だけじゃない、世界の今平へ―。つかの間のオフを経て、再び走り始める。(筒井 琴美)

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