スマイルシンデレラ対はにかみ王子 渋野日向子は15日午後、男子の石川遼組と対決


千葉県内で日立3ツアーズ選手権のプロアマ戦に出場した(左から)今平、石川、渋野、鈴木、倉本、谷口

千葉県内で日立3ツアーズ選手権のプロアマ戦に出場した(左から)今平、石川、渋野、鈴木、倉本、谷口

 ◆プロゴルフ 日立3ツアーズ選手権 プロアマ日(14日、千葉・グリッサンドGC)

 男子、シニア、女子の対抗戦は15日、行われる。14日は組み合わせが発表され、賞金ランク3位で初出場の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は「めっちゃ楽しみですね。ガチで勝ちにいきたい」などと賞金女王・鈴木愛(25)=セールスフォース=とのペアで、女子4年ぶりの優勝に導く覚悟を口にした。

 8月にAIG全英女子オープンで日本女子2人目のメジャー制覇。今季女子ツアーを席巻した“渋野フィーバー”は今大会も健在で、大会関係者によると前売り券の売れ行きは前年比150%と絶好調だという。

 渋野は15日12時40分から、鈴木と組んで男子の賞金王・今平周吾(27)、石川遼選手会長(28)組とシニアの倉本昌弘(64)、谷口徹(51)組と対戦することが決まった。交互にボールを打つ「オルタネート方式」で1番から9ホールでスコアを競う。「愛さんの足を引っ張らないようにしないと。(石川や倉本らの)プレーに目がいっちゃいそうで、自分のプレーに集中できるか不安です。勉強できるところは盗んでいきたいなと思います」と笑顔でうなずいた。

 2007年5月。男子ツアーのマンシングウェアKSBカップ(岡山・東児が丘マリンヒルズGC)で、アマチュアの高校1年だった石川が15歳245日の史上最年少初優勝を飾った。「初優勝されたのが(渋野の地元の)岡山だったというのは、最近知ったんですよ。私もゴルフを始めたぐらいだったので、テレビのニュースで見て『この人すごいな~』という感じでした。はにかみ王子と呼ばれていたのはすっごい頭に残っています」と笑った。

 明るく元気な笑顔で世界を魅了した“スマイルシンデレラ”と“はにかみ王子”の対決は、多くのギャラリーを引き連れそうだ。

最新のカテゴリー記事