2年連続賞金王の今平周吾、東京五輪「メダル目指す」…報知プロスポーツ大賞


抜群の安定感で2年連続の賞金王に輝いた今平

抜群の安定感で2年連続の賞金王に輝いた今平

 報知新聞社制定「2019報知プロスポーツ大賞」の受賞者が17日に決まり、男子ゴルフは1973年の国内ツアー制施行後5人目となる2年連続賞金王となった、今平周吾(27)=フリー=が選ばれた。男子ゴルフ部門の2年連続受賞は青木功、尾崎将司、中嶋常幸、片山晋呉、石川遼に続く6人目の快挙で「すごくうれしいですね。レジェンドの皆さんと同じく、2年連続でこの賞を頂けたことはとても光栄です」と喜びを口にした。

 国内男子屈指のショットメーカーは、小柄ながら抜群の安定感で今季25戦で予選落ちはなく、16度のトップ10入り。10月のブリヂストンオープンで2連覇を達成し、11月のダンロップフェニックスでは、初のシーズン複数回Vとなる2勝目&通算4勝目をつかんだ。年間獲得賞金は自己最高の1億6804万9312円。「平成」と「令和」の2元号をまたにかけた27歳67日での2年連続賞金王は、尾崎将司を抜くツアー史上最年少記録となった。

 世界ランクも昨年末の53位から32位まで浮上。来年8月の東京五輪代表圏内の日本勢2番手となった。五輪会場の霞ケ関CCは実家から車で15分と近い。「地元ですし、出られたらメダル獲得を目指したい」と夢見ている。(榎本 友一)

 ◆今平 周吾(いまひら・しゅうご)1992年10月2日、埼玉・入間市生まれ。27歳。9歳でゴルフを始め、08年の日本ジュニアでは松山英樹との最終日最終組対決を制して優勝。埼玉栄高を中退後、米IMGアカデミーで2年間武者修行。09年全米ジュニア8強。11年にプロ転向して14年に下部ツアー賞金王。ツアー通算4勝。165センチ、67キロ。家族は両親と姉。

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