日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は17日、都内で来季の試合日程を発表し、レギュラーツアーは今季の39試合から2試合減の37試合、賞金総額は1727万円減の39億3500万円となった。7月24日付のスポーツ報知既報通り、来年7月末から8月上旬の2週間、東京五輪ゴルフ開催のためツアーを行わないことが決まった。
会見した小林浩美会長(56)は「世界のトップが来る五輪に注目が行く。リオ五輪開催時に米国内で試合を開催した米女子ツアーから、あまり芳しくなかったと忠告もあった」と説明した。今季まで開催されたセンチュリー21レディスは契約満了に伴い中止となり、毎年8月の北海道meijiカップは21年に再開するという。来季は大東建託・いい部屋ネットレディスの開催週が前倒しとなり、北海道で行われる。
主な改定項目も発表され、来季から選手の活躍度をポイント化したメルセデス・ランキングも賞金ランクと併用でシード権付与の対象となる。同50位までに21年度の出場権が、同51~55位までには21年の前半出場権が与えられる。メルセデス―は、海外メジャーもポイント対象となる。来季のリランキング(出場優先順位見直し)は7月末まで。アマチュアの推薦出場回数も年8回に制限される。(岩原 正幸)