日本ゴルフ協会(JGA)は20日、都内で今年度のナショナルチーム慰労会を開催した。女子で11月のプロテストに合格した安田祐香(18)=大手前大1年=、吉田優利(19)=日本ウェルネススポーツ大1年=、同月の男子ツアー・三井住友VISA太平洋マスターズで史上4人目のアマチュア優勝を達成した金谷拓実(21)=東北福祉大3年=らが参加した。
女子チームを代表してあいさつした吉田は「チームで過ごした全ての時間が私たちにとってかけがえのないものです。これからのゴルフ人生に生かせるものばかりです。ナショナルチームで学んだことを糧に精進して参ります」などと感謝を伝えた。
男子を代表して登壇した金谷は「慰労会は今年で5回目です。憧れのジャパンのユニホームを着た時の感動は今でも忘れられません。ジョーンズさんがコーチに就任し、多くを学びました。練習ラウンドではボールを打つことより、グリーンの傾斜やコース状態の情報収集を重視し、練習では65%をショートゲーム、35%をロングゲームの割合でやることを心がけました。最初は戸惑いましたが、準備をしっかりやることで結果に表れ、自信になりました」と述べた。
ヘッドコーチのガレス・ジョーンズ氏(豪州)は「この中にはプロに進む選手もいる。日本を代表した選手であることを胸に秘め、前に進んでいってほしい」とエールを送った。
4月のアジア女子アマ選手権(茨城)で優勝し、夏の海外メジャー2戦(エビアン選手権、AIG全英女子オープン)に出場するなど大活躍だった安田は「誰よりもいい経験をしている。それが自信に変わり、プロとしても生きていくと思う」と振り返った。