鈴木愛が米国合宿出発 下半身を強化


米国合宿へ出発した鈴木愛

米国合宿へ出発した鈴木愛

 女子プロゴルフで通算16勝の鈴木愛(25)=セールスフォース=が23日、約3週間の米アリゾナ州での合宿に向け成田空港を出発した。今季は海外メジャー全てに出場を予定し、夏には目標とする東京五輪もある。年間を通して調子を維持していくことが求められるが、オフは下半身を中心に強化を図る。「例年以上に室内であったり、外を走ることはもちろん、下半身のトレーニングを多くやってきた。特にお尻回りを強化しました。向こう(米国合宿)でも継続してやっていきたい」と語った。

 昨季平均パット数1位のパターの名手だが、最大の武器にさらなる磨きをかける。今合宿の最初の1週間はラウンドをする予定はほぼなく「パターをずっとする」と話した。昨季の後半はエースパターのピン型ではなく、「ミスをしても大きく影響しない」マレット型を使用していた。「自分の一番いいフィーリングが出るのはエース。自分のしっかりとしたストロークに対して入ってくれたり、いい転がりしてくれる。ちょっとでも感覚を戻してなるべくピンク(マレット型)を使わない方向でいきたい」と見据えた。

 普段は家族と暮らしているが、合宿では練習場近くに部屋を借り、一人暮らしをする。今年で3年目を迎え、自らこなす掃除、洗濯、炊飯は朝飯前だが、一つだけ心配事がある。4LDKの広い部屋で一人さみしく過ごすことだ。大ファンの7人組グループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のライブDVDを大音量で流して気を紛らせるというが「もう3年目で慣れたし、しゃべらない分にはいいんだけど…メンタルは鍛えられますよね」と、かわいらしい一面をのぞかせた。

 世界ランクは五輪出場圏内で日本人3番手の15位につける。五輪に向けては「まずはメダル」と改めて決意を示した。

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