メルセデス・ベンツのロゴを意識したネイルアートを施しアピールする稲見萌寧
メルセデス・ベンツ日本株式会社（上野金太郎社長兼ＣＥＯ）は２９日、都内で年頭記者懇談会を開催し、メルセデス・サポート選手として今季から新たに女子プロゴルフツアー１勝の稲見萌寧（２０）＝都築電気＝が加わったと発表した。
登壇した稲見は「メルセデスサポート選手の一員として、東京五輪出場を目指して頑張りたいと思います」とあいさつした。２７日発表の世界ランクでは日本勢４番手の５７位としており、６月末までの代表決定までに選出枠（現状２か３）に入るため、ランクアップを目指す。
同社のサポート選手は女子ゴルフでは昨年２勝を挙げた柏原明日架（２３）らがおり、稲見は８人目。「マークが（ウェアの袖に）付いているだけで、一流選手のかっこいいイメージがあります。（遠征中も）ベンツで移動させていただくので、早く乗りたい」と声を弾ませた。
五輪に向けては「あまり考えていなかったけど、チャンスがあるので、生かして出場したいという思いがある。開幕から毎週優勝を狙っていきたい」と語った。２月２０日開幕の米女子ツアー、ホンダＬＰＧＡ（タイ・サイアムＣＣ）に推薦出場することも決まった。昨年の日米共催試合のＴＯＴＯジャパンクラシックを除けば初の米ツアーとなり、「楽しみでしかない。やれるところまでやりたい。（世界ランクを上げるためにも）大事な試合になる」と意気込んだ。同試合は渋野日向子（２１）、米ツアーで２戦連続２位の畑岡奈紗（２１）も出場する予定。
◆女子ゴルフ東京五輪への道 ６月２９日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位６０人が出場権獲得。〈１〉１５位以内は各国・地域で最大４人〈２〉１６位以下は〈１〉の有資格者を含み最大２人が出られる。８月５日から４日間、埼玉・霞ケ関ＣＣ東Ｃで７２ホールストロークプレーの個人戦で競う。日本勢は畑岡奈紗（４位）、渋野日向子（１１位）、鈴木愛（１４位）の３選手が圏内にいる。