日本プロゴルフ殿堂顕彰式典は新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期 渋野日向子への特別賞は年内に授与へ


日本プロゴルフ殿堂記者会見に出席した(左から)青木功、松井功、倉本昌弘、小林浩美

日本プロゴルフ殿堂記者会見に出席した(左から)青木功、松井功、倉本昌弘、小林浩美

 日本プロゴルフ殿堂は27日、都内で理事会を開き、1月に発表した第8回顕彰者4人の顕彰式典を21年のジャパンゴルフフェアで行うことを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、3月19日に顕彰式典を行う予定だったジャパンゴルフフェア(パシフィコ横浜)が中止されたための措置。

 顕彰者4人は主に1972年以前に活躍、功績を残した「レジェンド部門」の男子は、台湾出身で日本プロなど通算15勝の謝敏男(79)、1935年全米オープンで海外メジャー日本人初の予選通過を果たした中村兼吉(故人)。

 73年ツアー制施行後に輝かしい戦績を残した45歳以上の「プレーヤー部門」の女子は、50歳312日でツアー最年長優勝を果たした岡田美智子(75)、男子は02年欧州シニアツアー賞金王・海老原清治(70)が選ばれている。

 また昨年8月のメジャー、AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(21)=サントリー=への「特別賞」の授与は、国内女子ツアー会場か都内で年内に行う方針も決めた。新型コロナウイルスが終息後、松井功理事長(78)が出向き、ティファニー製のクリスタルの盾を贈る予定という。松井理事長は「4人の顕彰式典は、やはりゴルフファンの前でやるべきだという意見が理事の中で相次ぎました。渋野さんへの特別賞は、19年大会に対するものなので、新型コロナウイルスが終息したら、できるだけ早く渡すべきという声が多かったですね」と説明した。

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