女子大生プロ・河本結「今はできる限りの準備を」 アクサレディス特番で心境語る


河本結

河本結

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった女子プロゴルフのアクサレディスの特別番組が29日、フジテレビ系で放送された。昨年大会覇者で、アクサ生命とスポンサー契約する河本結(21)=リコー=が出演し、「ディフェンディングチャンピオンとして、この大会に戻ってくることを楽しみにしていた。気合が入っていただけに残念な気持ち。開幕に向けて準備してきたものがあったが、いつ始まるか分からない。早く再開してほしいという意見はみんな一緒。今はできる限りの準備をするしかない」と心境を語った。

 日体大在学中の女子大生プロは試合のない期間の過ごし方に触れ「大学の友達に会ったり、今はリポートもたまっているので頑張ってやっている。友達が頑張っているのを見たりすると、もっと私も頑張らないと、と感じる。大学に入ってよかったなと思う面が多い」と語った。

 1998年度生まれの黄金世代の一員でもあり、「しぶこ(渋野)が全英女子オープンで勝ち、その後(畑岡)奈紗が日本のメジャーで2勝。すごく自分の中で刺激がある。悔しい思いもあるけど、いいプレーをしている2人にはリスペクトしかない。いつかは自分もその場所に立ちたい」と意気込んだ。逸材がそろう理由については「(12歳上の先輩プロの)諸見里しのぶさんに中学2年の時、『最強の寅年がある』って聞いたことがあるんです」と明かした。

 今季は米ツアーに参戦し、1、2月にツアーを経験した。「プレーも環境も、自分が想像していたものよりはるかに上。日本だと(次週のゴルフ場にバッグなど)荷物を送れるけど、自分で移動しなきゃならなかったり、心の孤独であったり。USLPGAツアーで戦っていた日本人の選手ってかっこいいな、強いなと思った」とタフな環境から吸収する面も多いようだ。「目標は世界一。世界ランクもですし、メジャー制覇も目標です。大きく大きく成長していきたい」と誓った。

 現在、国内ツアーは4月第1週のヤマハレディースまで、ツアー史上最長の5戦連続で中止となっている。米ツアーは5月上旬までの延期、中止が決まっている。

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