女子プロゴルフツアー、中京テレビ・ブリヂストンレディスの昨年大会覇者の勝みなみ(21)=明治安田生命=が20日、合同オンライン取材に応じ、心境を語った。
新型コロナウイルス感染拡大により、ツアーは同大会を含む18試合が中止となっている。「試合はあってほしかったけど、この状況なので仕方ない。昨年は2日目にベストスコア(62)を出せて、いい大会でした」と振り返った。
先週は世界に先駆けて韓国女子ツアーが再開され、「それはすごくいいこと。日本も早く始まってほしい」と願った。
自身は試合のない期間も、YouTubeでファンに向けて情報を発信しており、「『みなみの部屋」みたいな企画をやりたい。ひとりで何かを語るとか。発信したい」と構想を語った。
現在は「オフの期間と一緒」と捉えていて「上半身もバランスよく鍛えようと思ってやっている」と明かした。
ただ、外出自粛により、「いつもより運動量が減っているけど、食べる量は変わらない」と悩みも告白。昨年の最終戦から体重が5キロ増えたそうだが、「ハンドクラップ」というダンス動画を見て、運動している。「1キロやせた。あと1、2キロ減らせたらベストなので続けたい」と笑った。
新型コロナの現状については「感染者が減ってきているけど、まだ油断できない状況」と分析した。「とりあえず今年何試合かできればいい。いつからというのは、正直分からない。一試合でもいいから今年できたらいい、という思い」と話した。「試合がいつ始まってもいい状況ではいるけど、体作りに目を向けている。焦りはない」と続けた。
中止が相次ぐ状況に、日本女子プロゴルフ協会はシード権についても検討に乗り出しているが、「どうなるんだろうっていう不安はあるけど、仕方ないとしか言えない。私たちは待つしかない。シード権は先の話なので、今はこの状況を乗り越えることが大事」と強調した。
昨年は同大会(中京―)の優勝で世界ランクを上げ、直後の全米女子オープンに初出場した(22位)。今年は12月に延期されたメジャーについても「資格があれば、もう一度出たい。忙しい時期ではあるが、いろいろ見て経験したい」と意欲を示した。
24日には、中京テレビ・ブリヂストンレディスの特別編が日テレ系で放送され(午後3時~4時25分)、勝は宮里藍さん、松田鈴英とともにリモート出演する。