女子ゴルフの渋野日向子(21)=サントリー=が15日、リモート合同会見に臨んだ。これに先駆け、師匠の青木翔コーチ(37)が取材に応じた。ツアーは6月25~28日のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズCC)で無観客で開幕する。
青木コーチは渋野の現状を「開幕から中止が続き、4月くらいの段階では、すごいいい状態で来ていた。この状態を持たせ続けるとしんどいだろうと思い、一度トレーニングをがっつり入れて、状態を落とそうと。今は仕上がりは20%くらい。試合の初日で60%で、最終日に100%に近づいてくれば。あと1週間でショートゲームの感覚の確認をして、その中で優勝を目指してやれればいい。ネット中継を時間の許す限りは見ようと思う」と語った。
アース・モンダミンカップ後は「全英があれば行く方向」とした。12月の米ツアー予選会が中止になるなど、目標設定が難しく先が見通せない状況を踏まえ、「自分のゴルフをさらによくするために、結果よりも過程を大事にして、毎日過ごしたい」と話した。
9月には国内メジャーの日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(岡山)と海外メジャーのANAインスピレーションが同週に組まれており、「正直まだ話し合ってる。いろんな状況で答えを出したい」。12月に延期された全米女子オープンについては出場する意向を示した。