日本ゴルフツアー機構が都内で臨時理事会を開催 男子も20―21年統一シーズン制導入


臨時理事会に出席した青木功会長

臨時理事会に出席した青木功会長

 国内男子プロゴルフツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は17日、都内で臨時理事会を開き、2020年と21年シーズンを統一シーズンにすることを決定した。今年は日本ツアーの賞金王は誕生せず、年間表彰式も行わない。さらに、新型コロナウイルス予防対策として開催する各大会前のPCR検査の導入も決めた。

 JGTOによると、選手会とも話し合いを重ねており、既に選手たちにも20年と21年の統一シーズン実施は通知済みだという。理事会後のリモート会見に出席した、青木功会長(77)は「早く(試合を)やりたいと思っているんですけども、もろもろが解除されないと前に進めない。私も選手と同じ気持ちで、早く会場に行って色んな話を聞きたいが、早く(新型コロナが)終息してくれることを願っています」と話した。

 また、新型コロナウイルスの影響で、入国できない外国人選手の保障制度の作成を検討するという。出場資格は来年に持ち越す方針で、通常のQT(予選会)は行わず、約10人の新ツアーメンバーを増やすための特別QTを、10月後半以降に実施する見込み。7月9、10日にツアー外のエキシビション大会(賞金総額2000万円)として、無観客で行うこととなったゴルフパートナー・プロアマ(茨城・取手国際GC)には100選手が出場予定。同大会から、大会前に大会関係者へのPCR検査も実施するという。

 国内男子ツアーは、1月にSMBCシンガポールオープンを開催。しかし、新型コロナが流行した4月以降は、既に25試合中、10試合が中止となっていた。最速で、8月の長嶋茂雄招待セガサミーカップ(20~23日、北海道・ザ・ノースカントリーGC)での再開予定となっている。

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