渡辺彩香、涙の復活優勝! 昨季は30戦中23戦で予選落ちを経験「キャディー、友達のプロ、家族が自分以上に私のこと信じてくれた」


プレーオフを制し、ガッツポーズで喜ぶ渡辺彩香(Getty Images/JLPGA提供)

プレーオフを制し、ガッツポーズで喜ぶ渡辺彩香(Getty Images/JLPGA提供)

 ◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(29日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)

 渡辺彩香(26)=大東建託=が昨季の賞金女王・鈴木愛(25)=セールスフォース=とのプレーオフ(PO)を制し、5年ぶりの4勝目を飾った。優勝直後のテレビインタビューでは5年という月日について「長かったですね」と回顧。勝因については「ショットが今日が1番良かったので、欲が出そうなところは自分で抑えて、自分のプレーに集中できたと思います」と胸を張った。

 ラウンド途中には順位が書いてあるボードを一切見なかったといい、優勝を意識したのは「終わってプレーオフが決まってから」だったという。無観客という特殊な環境での開幕戦となったが「こうしてアースさんがいろんなリスクを背負って開催してくださって…。いつ試合が始まっていいようにずっと準備はしてきたので、良い準備をして試合に入れたと思います」と感謝の思いも口をした。

 昨季は出場した30試合中、予選通過がわずか7試合とここ数年は苦しいシーズンが続いていたが「キャディー、友達のプロ、家族が自分以上に私のこと信じてくれた、それがうれしかったので応えられてよかったです」と涙を浮かべながら語った。今後については「もともと東京五輪に向けて頑張りたいという気持ちがあったので、そこに向けて遠い道のりですけど頑張りたい。開幕戦で勝つという、いい流れをつくることできたので、年間通して1番になれるように頑張りたい。ここ数年苦しかったけど、多くのファンの皆さんに支えられて、またいいプレーをたくさんして皆さんを盛り上げられるような選手になっていきたい」とさらなる活躍を誓った。

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