◆米男子プロゴルフツアー ロケットモーゲージクラシック第2日(3日、米ミシガン州デトロイトGC)
日本勢で唯一出場の松山英樹(28)=LEXUS=は6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算5アンダーの55位で3月以来となる予選通過を果たした。今季2勝と好調のウェブ・シンプソン(34)=米国=、クリス・カーク(35)=米国=が通算12アンダーで首位に並んだ。
終盤の猛追劇で、約4か月ぶりの決勝ラウンド進出を決めた。87位から出た松山は10番からの前半3バーディーで予選通過圏内に浮上も2番、3番で続けざまに3パットのボギー。カップに蹴られたボールをあぜんとした表情で見詰めた。
追い込まれた日本のエースは土壇場で真価を発揮した。4番で「いいティーショット、セカンド」から1つ伸ばすと6番で2メートル半、7番は1メートル強につけて挽回。「ぎりぎりで通れそうな位置で終われて良かった」と安どの表情を浮かべた。
昨年の優勝スコアが通算25アンダーの大会で、首位とは7打差に広がった。「(残り)2日間で15~17アンダーくらい出さないと勝てない」と気温30度を超える蒸し暑さの中、短いパットを繰り返し練習した。